敬語の使い方をマスターしよう、ビジネスで使う敬語や文化庁での指針の謙譲語までを理解してください。
今さらながら敬語ですが、ことさら昔から使われているはずが、では本当に敬語の基本をご存じな方が案外にいない、やっと社会人になってビジネスの社会でマスターする方も多い、そこでそもそもこの、敬語という言葉遣いはあなたそのもの人柄を表すものです、一つは恥をかかないためにも、敬語のルールとマナーをわきまえましょう。
まず、敬語を使うことが面倒だという方もおいででしょう、それは普段では使うことが少ないからで、慣れは数の勝負でしかありませんので、とにかくなれるしかありません、そして敬語には三つの種類があることをご存じでしょうか。
敬語辞典や、敬語変換などにもありますが、まず敬語の三種類とは、@『尊敬語』・・つまり相手を敬っての言葉ですね、次に『謙譲語』・・・これは自分をへりくだり、相手をもり立てる場合の言葉です、最後にB 丁重語・美化語です、これは丁重に言う言葉ですが、敬語はなんと言っても日頃から使っていないとなかなか難しい事ですし、スピーチなどの場合は原稿を書くときにゆっくりチェックする必用があります、また丁寧すぎるのも逆効果になってしまうことがあります、例えば、名詞の頭に『お』『ご』を多用した場合などですね、必要以上の『お』『ご』はかなり耳障りです、『お酒』はokですが『おビール』など外来語に付けることはありません、また『〜させていただく』なども程々にしてください、謙譲語ですが、これも使いすぎは卑屈な印象を与え、耳障り、また『おっしゃられる』『お聞きになられる』などの二重敬語なども聞いていてうんざりするものです、その場合はいずれも『おっしゃる』『お聞きになる』で十分です。
ビジネス敬語・謙譲語の基本、このサイトで全てを表現出来ないので残念ですが代表的な、尊敬語と、謙譲語をいくつか紹介したいと思います。
基本 尊敬語 謙譲語
@会う 会われる、お会いになる お目にかかる、お会いする
A与える くださる、賜る 差し上げる、捧げる
B言う おっしゃる、言われる 申す、申しあげる
B行く 行かれる、いらっしゃる まいる、上がる、うかがう、参上する
Cいる おいでになる、いらっしゃる おる
D思う 思いになる、おぼしめす 存ずる、お察しする
E聞く お聞きになる、聞かれる お聞きする、お伺いする
F来る おいでになる、いらっしゃる まいる、伺う
G知る お知りになる 存じ上げる
Hする なさる、される いたす
I食べる 召し上がる、上がる いただく、頂戴する
J見せる お見せになる お目にかかる、ご覧になる
K見る ご覧になる 拝見する
Lもらう お納めになる いただく、頂戴する
上記 文化庁 敬語 指針より
上記は行動に対しての敬語の尊敬語と謙譲語ですが、下記は名詞に対しての言葉使いのマニュアルになります。
基本 尊敬語 謙譲語
@相手・自分 ○○様、あなた、貴殿 私、私ども、小生、自分
A家族 皆様、ご家族様、御一同 私ども、家族、家族一同
B両親 ご両親様 父母、両親
C父親 お父上、ご尊父様 父、おやじ
D母親 お母様、お母君 母、おふくろ
E夫 ご主人様、旦那様 夫、主人
F妻 奥様、奥方様 妻、家内、女房
G子供 お子様 子供たち
H息子 ご令息、坊ちゃん 息子、せがれ
I娘 ご令嬢、お嬢様 娘、名前
J気持 お気持ち、お心、ご厚情 気持、私意
K意見・考え お考え、ご意見 考え、私見
L名前 お名前、ご芳名 名前、氏名
上記 文化庁 敬語 指針より